中谷康夫~好きなことを行ってきた経験がすべて経営につながっている~

中谷康夫さんは株式会社日立物流の代表取締役です。
2013年に取締役に就任してから、SGホールディングスとの資本提携を行って脱日立グループ化を行ったり、グローバル展開を行ったりと、新たなサービスを多く行っていることで注目を集めています。

興味のあることに邁進した20代

中谷康夫さんは元々好き嫌いがはっきりと分かれる性格だったこともあり、20代は常に自分が好きなことに打ち込んでいた、とご自身で語っています。
高校時代までは歴史に興味があったため、文学部史学科に進学するつもりだったそうですが、そのころ盛んになっていた高速道路や新幹線に関心を持ったことから、工学部に進学をしています。
この時に学んだ論理的思考や作業手順は、経営をする上でも役に立っているそうです。

また、大学時代にはサークルのメンバーと共に、世界中を野宿して歩き回るという経験も積極的に行っています。
この時の経験が活きて、20代のうちに海外でのプロジェクトを仕切る経験を任され、高い成果を残すことができたようです。

協創をテーマに掲げて仲間と共に走る

そんな中谷康夫さんの座右の銘は、「道なき道を行く」です。しかし、ただ一人で全力で走り続けるだけではありません。
中谷康夫さんは2013年に社長に就任した際に、「協創で世界に挑む」というテーマを掲げています。

日立物流が行っているシステム物流事業は、自社だけでできることではありません。
そのため、足りない部分はパートナーと協力して行っていくという姿勢をとることによって、より質の高いサービスを提供するという考えを持っています。

このような発想を持っていることから、ただ保管や輸送だけを行うだけでは限界のあった物流事業を大きく変え、柔軟なシステムを開発し、世界に通用する企業を作ることができたのだと言えるでしょう。

まとめ

中谷康夫さんは、幼少期から自分の好きなものに対して、全力で取り組むという性格だったようです。
その性格によってさまざまな経験を積んだ結果、これまでとは一味違う物流業界の先駆者となりました。

常に道なき道を歩き、世界へつながる道を作り上げてきた中谷康夫であれば、今後もっと便利でおもしろい仕組みを構築していくことでしょう。
中谷康夫さんの旺盛な好奇心が次にどの方向を向くのか、そしてどんな成果を生み出してくれるのか、今後の発展に期待が高まります。

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