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プロフェッショナルズ・トーク 

次世代ホームページシステムを日本に広め、
中小企業の情報発信を助けたい。


                       Goyat L.L.C 代表 吉田憲人さん


 3月11日、日本を襲った国内観測史上最大の東日本大地震。震源地から遠く離れた関東でも大きな混乱が起きた。刻々と変わる情報を入手するため、多くのビジネスマンがインターネットを活用したことだろう。そして、情報は常に最新のものでないと価値がないことを改めて痛感したに違いない。それでは、あなたの会社のホームページは、この非常時にも最新情報の発信ツールとして、きちんと機能しただろうか? 今回は、自社社員が、いつでもどこでも最新情報を発信できる次世代ホームページシステム「Joomla(ジュームラ)」に惚れ込み起業した吉田憲人さんにお話を伺った。


社内ベンチャーの成功をきっかけに、起業家の種が宿る

――― 吉田さんの経歴を拝見しますと、海外営業やマーケティングのご経験が豊富ですが、IT業界で独立されるまでの経緯をお聞かせください。

吉田 1999年、当時勤めていたソニーで、インターネットを活用した社内ベンチャーの募集がありました。私は、この数年前から「まぐまぐ」を利用して、個人的にメールマガジンを発行していたのですが、もっと自由に使えるメール配信システムがあれば…と思っていたんです。そこで、この経験をベースに、法人向けのメール配信代行サービスを提案したところ採用され、「 Pubzine(パブジーン) 」という名で事業をスタートすることになりました。当時、こういったビジネスモデルは数えるほどしかなかったため、3年で黒字を計上することができました。この時「自分にも新しいビジネスをつくることができる!」という自信がつき、起業家としての種が宿ったのです。その後、「何かできるはずだ」と商材を探し続け、ついに出合ったのが「 Joomla(ジュームラ) 」でした。
 「Joomla」とは、オープンソースCMS(シーエムエス:注1)と呼ばれるもので、簡単に説明しますと、ホームページをつくるための無償のソフトウェアです。CMSでサイトを構築する方法をマスターすれば、プログラム言語などの専門知識を持たなくてもプロが作ったようなホームページを作ることが可能ですし、オープンソースですから、誰でも無料で利用できます。


とことん惚れ込んだ「Joomla」を商材に起業

――― 「Joomla」という名前をはじめて聞きましたが、どのようなきっかけで知ったのですか?

吉田 先ほど、メールマガジンを発行していたという話をしましたが、それまで勉強してきたメールマーケティングのノウハウを形にしたいと思い、プライベートでホームページを作っていたんです。HTMLというプログラム言語を使ったり、「ホームページ・ビルダー」などの作成ソフトを利用したりと、色々試したのですが、どの方法も時間がかかるわりには、自分の思うようなサイトを作ることができませんでした。もっと良いやり方があるはずだと探し続けて出合ったのが、当時誕生したばかりの「Joomla」でした。この「Joomla」を使って、サイトを作り上げていくうちに、その様々な機能の虜になってしまったのです。もう離れられない。恋人みたいなものです(笑)。
 私がそこまで惚れ込んだ「Joomla」でしたが、日本語の情報がないため、国内ではほとんど知られていませんでした。まして、それを使ってビジネスを始めている人は一人もいなかった。それで「自分と同じように困っている人が大勢いるはずだ。Joomlaを使いホームページを制作することで情報発信を手助けしたい」という気持ちになったわけです。当時、私は、ソニーからヤフーに転職し「Yahoo!メルマガ」の開発に携わっていたのですが、自分の技術力に自信が持てるようになったら独立しようと考え、仕事を続けながら、「Joomla」を勉強しました。国内では、教えてくれる人も情報も見つからないので、独学です。サイトを作っては潰すという試行錯誤を繰り返し、わからないことは海外から情報を集めました。大変ではありましたが、様々な面白い機能を発掘することは、宝探しに似た快感がありました。
 そして、1年6カ月ほど経ち、自分の技術力に自信が持てるポイントに到達した頃、ちょうど「Yahoo!メルマガ」の開発が終了し、リリースされることになったのです。この時、私は51歳。独立するには、かなり勇気が必要でした。しかし、この運命的なタイミングは、「これが君の進む道だよ」と、誰かが私の背中を押してくれているのだと感じ、ヤフーを退職して、2006年9月「 Goyat(ゴヤット) 」を設立したのです。


自社のホームページを専門家にコントロールしてもらう時代は終わった

――― そこまで吉田さんが惚れ込む「Joomla」の魅力はなんでしょうか?

吉田 2005年に誕生したばかりの「Joomla」ですが、今では国連やハーバード大学など、世界中で利用されており、CMSのグローバルスタンダードとなっています。「Joomla」の優れている点は、3日という短期間でもサイトを構築できることです。しかし、本当の素晴らしさは、サイトを構築した後にあります。20世紀に作られた多くのホームページは、専門家にしかコントロールできないことが欠点だと思っています。東日本大震災の際、外部のウェブ制作会社に情報の更新作業を依頼していたために、タイムリーに告知したい情報をアップできなかった会社も多かったのではないでしょうか。私は、今まで専門家が行っていたコントロールを、自分たちで行う時代がきていると、考えています。
 「Joomla」でサイトを構築すれば、専門家に頼ることなく、自社社員がワープロを使う感覚で、ページの作成や更新を行うことができます。また、リアルタイムで、誰がどのページを見ているかがわかりますし、検索で上位に表示させるための設定も自分で簡単にできます。その他、会員ログイン機能を使えば、社員に限定した情報提供ができるため、1つのサイトでインターネットとイントラネットを兼用することも可能です。こういった機能をデモンストレーションしながら説明すると、多くのお客様は大変驚かれます。しかしこれらは、基本性能のほんの一部で、もっと便利で面白い機能がたくさんあるのです。
 現在お持ちのホームページに不満がある、あるいはコストの問題からホームページが作れなかった経営者の皆さんに、「Joomla」という素晴らしいソリューションがあるんだということを知って頂きたいと思っています。

ホームページをマーケティングツールとして活用する

吉田 ホームページ制作はビジネスの柱のひとつですが、私の強みは、マーケティングの経験で培ったノウハウを反映できることです。どういう形で情報を出すとお客様につながるかといったコンサルティングを行うことで、ホームページを単なる看板ではなく、マーケティングツールとして活用できるよう支援しています。今、ブログのシステムをカスタマイズしながらホームページを制作するという流れがありますが、マーケティングツールとして活用することを考えると、CMSの方が断然優れていますね。
 また、ホームページがどちらかというと受け身のマーケティングであるのに対し、メールは攻めのマーケティングといえます。メールの強みは、パーソナルなメッセージを届けられることであり、そこに、血が通った人間同士の関係を作りあげることが可能です。しかし、日本の企業が行っているメールマーケティング(注2)のほとんどは、一方通行の情報提供にとどまっています。一方、アメリカでは、販売促進の組織のなかにメールマーケティングディレクターというポジションがあるほど戦略的に捉えており、特に中小企業は、メールを使って顧客との信頼関係を築きながら、情報提供、販売、アフターサービスを行っています。このような一歩先をいくメールマーケティングのコンサルティングも私の仕事のひとつです。


ピンチの時こそ潜在的な能力が開花する

――― 最後に起業を志す中高年の方へメッセージをお願い致します。

吉田 私は、会社員時代に社内ベンチャーを経験しましたが、同じ「起業」でも独立した後に見るビジネスの世界は、全く違っていました。常に不安に駆られ、自分が崖っぷちに立っているように感じます。実際、私のビジネスは何度もピンチに立たされました。しかし、その都度、様々な支援を受けて乗り越えることができています。そのことを思うと、自分は生かされている、そう強く感じます。また、ピンチになり追いつめられることで、思いもよらなかった能力を発揮できるということも身をもって体験しました。まさに「ピンチはチャンス」ですね。今は、不安は親友と考えるようにしています。不安は「何か行動を起こさないと危ないぞ」と教えてくれる親切な友達なのだと。
 長寿社会の今、会社を定年退職した後も働き続けたいと考える方がほとんどだと思います。ですから、会社員の方も「自分の力だけで食べていく」という難問に、いつかは直面することになります。こんなことがやりたいという具体的なビジョンがあるなら、あきらめずに努力し続けるべきです。自分が思ったようなタイミングで、望みは叶わないものだからです。私もそうでした。だからこそ、求め続けた人だけが、夢を実現できるのだと思います。
 私は、中小企業の情報発信を助けたいという思いで起業しました。それを実現した今、新しい夢が生まれています。もう少し事業が経営的に安定するようになったら、働く場所がなくて困っている高齢者と若者、両者の持ち味を生かした仕事場をインターネット上で実現するために、自分の時間を使いたいと思っています。豊富な人生経験を持つ高齢者、そして経験は少ないけれどバイタリティがある若者、お互いの長所をうまく融合させる方法があるはずです。インターネットが普及してから十数年、その間、様々なITビジネスが生まれましたが、インターネットの中には、まだ誰も気がついていない可能性が埋もれていると確信しています。ビジネスになるかどうかは別として、社会が抱える問題を解決できる“宝”をネットの中に探していきたいと思っています。


(注1)
・オープンソース....ソフトウェアの設計図にあたるソースコードを、インターネットを通じて無償で公開し、誰でもそのソフトウェアの改良・再配布が行えるようにすること。
・CMS(Contents Management System)....Webコンテンツを構成するテキストや画像、レイアウト情報などを一元的に保存・管理し、サイトを構築したり編集したりするソフトウェアのこと。
                        「IT用語辞典」より抜粋。http://e-words.jp/

(注2)メールマーケティング....顧客に対して直接広告メールを送る方法と、メールマガジンなどに数行の広告を掲載する方法がある。コストが安価なため、急速に普及した。


【吉田憲人(よしだ のりと)さん プロフィール】

ゴヤット合同会社(Goyat L.L.C)代表

1955年生まれ。Western Washington University, WA, USA 社会工学専攻卒。
1988年 ソニー株式会社入社
    海外マーケティング業務に従事し世界中を飛び回る。特にコンピュータ関連の
    販売と販促。
1992年 米国サンノゼでPDA機器のマーケティングを1996年まで従事。
1999年 ソニーで社内ベンチャー 無料メールマガジンサイトPubzineを起業。
    3年で黒字達成。
2004年 Yahoo! JAPANに転職。Yahoo!メルマガプロジェクトを作り、サービスを開発し、
    2006年にリリース
2006年 Joomla CMSに惚れ込んでJoomla CMS専門のGoyat LLCを設立して独立。
    現在に至る。

Goyat ホームページ
http://www.goyat.jp/


*プロフィールは、インタビュー公開時(2011年3月)のものです。


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