山田進太郎とは、誰もが知っているフリマアプリ「メルカリ」を運営する株式会社メルカリの創業者です。
メルカリは個人が簡単にモノの売り買いが楽しめるフリマアプリとなっており、一度は利用をしたことがあるという人も多いのではないでしょうか?

ありそうでなかったサービスだったため、サービス開始直後から「革新的だ」と話題になり、一気に世界中に広がっていきました。
では、創業者である山田進太郎はどうしてこのようなサービスを作ろうと思ったのでしょうか。

世界に通用するWEBサービスを作りたかった

山田 進太郎は愛知県瀬戸市で自営業の両親の元に生まれました。元々働く両親の背中を見て育ったこともあり、子どもの頃からサラリーマンとして企業に就職するイメージがなかったようです。

元々一人で本や映画を楽しむのが好きで、決して前に出て何かをするというタイプではなかったのですが、 学生時代にサークルのリーダーに担ぎ出されたりするうちに、仲間と一緒に何かを成し遂げることの楽しさに目覚めていきました。

山田 進太郎はWebサービスに目をつけるきっかけとなったのは、趣味で「映画生活」というサイトを立ち上げたことです。
この時にWEBサービスを一から作り上げることの面白さにすっかりはまってしまい、その時の感覚を元にスマホ一つで個人間の売買ができる仕組みを作ろうと考えたのです。

何十年も使ってもらえるサービスを目指して

メルカリはサービス開始直後から、新たな時代を作るサービスだと注目を集め、多くの方が利用を開始しました。
この実績だけを見ると大成功を収めていると言えるのですが、山田 進太郎さんは大手企業が参入してくる度に「かなわないかも」という一抹の不安をかかえていたそうです。

「大手には叶わないかもしれない、それでも地道に自分たちのサービスを改善していくしかない」と心に決め、メルカリが10年先、 20年先もずっと使ってもらえるサービスであり続けるためにさまざまな努力を重ねており、それは現在も変わらず続いています。

その中でも山田 進太郎さんが力を入れているのが、顧客対応の早さと丁寧さです。
お客様が「メルカリを使ったけど嫌な思いをした」という印象を一度でも持ってしまえば、もう利用していただけないかもしれないという思いから、 お問い合わせを頂いたら挽回できるチャンスだと捉え、 誠実な対応を行うことを徹底しました。

そして、フリマアプリ大手のメルカリの2020年6月期の売り上げは、前年比で48%増の762億円となったのです。

今後も国内のメルカリのユーザー数を2倍、3倍に拡大させ、テクノロジー導入による安心・安全ももっと追求していきたいと語っていることから、メルカリを進化させつつより新しいサービスの創造を行っていくのだと予想されます。

新しい時代を築く起業家の次の行動は一体何なのでしょうか。

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