「株式会社カカクコム」と聞いても、何の会社なのか分からないという方は多いでしょう。しかし、その商品名は誰もが聞いたことがあり、一度は使ったことがあるサービスです。そのサービスとは、「価格.com」や「食べログ」です。そんな新しい新時代を築いた会社は、どのように非常識から常識を作っていったのでしょうか?

営業職ならではの発想から始まった

株式会社カカクコムを立ちあげたのは、槙野 光昭さんという方です。当時、パソコン周辺機器メーカーで働いていた槙野さんは、製品の店頭価格を確認するためにさまざまな場所に足を運び、チェックするということを行っていました。このような面倒な経験から、「商品価格を一覧できるサイトがあれば重宝されるのではないか」と思い、その事業で1997年に創業しました。当初は「\パソコンの価格が分かるページ\」という誰もが分かりやすいサイト名でしたが、2000年にはドメインと同じ「価格.com」という名称に変更されています。

手作業で更新されていたものが販売店から利用されるように

創業した当初は、店舗ごとにそれぞれの商品の価格を調べて、手作業で更新するという仕組みを実施していました。しかし、さまざまな店舗の価格を一覧で見て比較できるという便利さから、すぐに知名度が高まり、多くのユーザ―が利用するようになりました。ただ、この価格.comの仕組みにメリットを感じたのは、商品を購入するユーザーだけではありません。販売店も自社の価格が掲載されることにより、遠方でも購入したいというユーザーを簡単に獲得することができると考えられ始めました。そのことから、店頭価格を自ら登録する販売店が増えていったのです。そのことにより、より事業自体が効率的に回り始めます。

比較されるのは電子機器に留まらない

価格.comに掲載されている商品の大半は、電子機器です。しかし、2003年に上場して勢いに乗っていた株式会社カカクコムは、2015年に新たなサービスである食べログをスタートさせます。食べログでは、飲食店の価格はもちろん、実際に行った方の口コミも閲覧することができるので、画期的なサービスだと一気に人気が急騰しました。それ以外にも、「映画.com」「PHOTOHITO」「スマイティ」などさまざまなジャンルの比較サイトが登場しており、多くのユーザーを獲得しています。今後もカカクコムは新しい時代の常識を築いていくのでしょう。

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